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野村万作萬斎狂言会第22回 [舞台]

初めての狂言会行って参りました。
演目の「川上」の台詞ではないけれど、気分はお礼参り。

でしたが、気付いたらあっちゅう間に終わってまして、
正直驚きでした。
いつのまに、狂言を楽しめるようになったんや私?

と、勘違いするところでしたが、人間国宝野村万作氏の「芸話」で、
若輩者の私にすらもやさしく伝わるように当代狂言師様方が解釈を深め
研鑽を重ねてマイナーチェンジを重ねて来てくださったからこその今、と実感した。
(野村家秘伝(笑)の風姿花伝のお話はすっごく!面白かったです)
そのように書かれたものではないし、自分が習った20代の時はそういう作品という認識はなかったけれど、時代が変わって自分の捕らえ方が変わったという万作さんの「川上」の解釈は異色の名作と呼ばれているにもかかわらず狂言そのものであり、とてもロマンチックで「元禄港歌」を思い起こさせた。

あのタイミングで差し挟まれたからこそ、「煎物」の解釈が深まりました。
そう、そうよね、一番えらくて賢いのは道化を務めた煎物売り。
その場が凍り付いても不思議ないのに、場を壊さずに笑いを取って去っていった。
商売とはそういうもん、やねんけど。
それに気付く人はどれほど居てくれたやろうか。

さて、なんでお礼参り気分であったかとゆうと、件の「花戦さ」の撮影にて、
炎天下で灼熱地獄にもだえ苦しむエキストラ群に萬斎さんと高橋克実さんが
「エキストラの人たちを休ませてあげて」と涼しい木陰を空けてくださったのです。
ほんま涼しかったし、ちょっと日傘を差し掛けられた乙女のようにときめきましたわよ。
日向の石畳の上に移動されて「あそこ絶対暑いでー」なところでも涼しげに座ってらして、
なんて紳士的[黒ハート]とうっとりやったので、まさか専好さんがああいうお役とは、
映画見るまで知らんかった。

けど、専好さんの解決方は煎物売りのそれと、相手を追い詰めすぎないところが似ていました。

追記:訪れた大槻能楽堂の舞台はとても良い木が使われていて、独特のツヤがありました。
ふと見たら、なるほど重文。
あのツヤはきっと、舞台に立たれた名立たる演者さんの”芸”で磨かれたものなんですね。
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